レバレッジって何!?詳しく解説します
- 「レバレッジとか言われても全然イメージが湧かない!」
- 「なんで資金より多くのお金を取引できるの?」
これからFXを始めたい人で、このような疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?
またFXをすでにやっている人でも、
レバレッジがどういう仕組みなのか
まで深く理解していない人も多いと思います。
本記事ではレバレッジについての解説と、これからFXを始めようという人向けにレバレッジを上手く利用する方法を、下記項目にそって詳しく解説していきます。
@レバレッジとは?
Aレバレッジが使えるのはFXが証拠金取引、差金決済だから
A-1,証拠金取引
A-2,差金決済
Bレバレッジ○○倍より損失額の把握が重要
B-1,昔の日本のレバレッジは400倍?
B-2,許容できる損失額を決めましょう
C海外FX業者はレバレッジ1000倍!?
Dまとめ
@レバレッジとは?
レバレッジは、少ない資金で大きなお金を取引することができる仕組みのことです。
日本語で
てこの原理
といいます。
少ない資金で大きなお金を取引する
って何だか怖いですよね。
ほとんどの日本のFX業者では、1lot=10,000通貨から取引可能で、レバレッジは25倍までと決められています。
*なぜ日本のFX業者ではレバレッジ25倍と決められているかは、後ほど解説します。
では実際に、レバレッジを使うとどれだけのお金を取引できるのかレバレッジなし・ありの両方を見ていきましょう。
例【条件:1ドル100円 1lot=10,000通貨】
・レバレッジ無し
100円×10,000通貨=1,000,000円 必要
・レバレッジ有り
100円×10,000通貨÷25倍=40,000円 必要
取引するために100万円の資金が必要ですが、
レバレッジを使うことで4万円で取引することができます。
- 「そんな都合の良いことできるの?」
- 「大きな借金をして取引してるんじゃないの?」
こんな怪しいイメージを持った人もいると思いますが安心してください。
レバレッジの仕組みを知ることで、安心してさらに上手くレバレッジを使えるようになります。
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Aレバレッジが使えるのはFXが証拠金取引、差金決済だから
あまり馴染みのない単語が出てきますが、ここが分かればレバレッジが使える理由が理解できると思います。
A-1,証拠金取引
「FXは、口座にお金を入れて、そのお金を使って通貨を売買するんだよね?」
という認識をしている人もいると思います。
実際は、お金を
「証拠金」
としてFX業者に預け、そのお金を担保にして通貨を売買しています。
ようするに、口座に入れたお金は担保として預けるだけで、そのお金を使って売買はしていないのです。
A-2,差金決済
これは、
売買をすることで発生する損益の差分だけ取引する
という意味です。
普段の生活では、モノを買うタイミングで取引(決済)します。
例:100円のりんごを買うとき、100円支払ってりんごをもらう。
しかし、FXでは外貨そのものを求めているのではなく、売買した差額を得るために取引をしています。
つまり、
外貨を買った人は必ず売りに来る
ということです。
「買ったものをどうせ売るなら、決済のときに発生する損益の差分だけお金のやりとりしよう」
というものが差金決済になります。
FXでは、この
- 証拠金取引
- 差金決済
で成り立っているので、お金を全額用意する必要がありません。
仮に5万円の資金をFX口座に入れ、レバレッジを使って100万円の取引をしたとしましよう。
その際に1万円の利益がでた場合は、
「1万円のみお金のやり取りをする」
ということです。
これが、FXでレバレッジが使える理由です。
Bレバレッジ○○倍より、損失額の把握が重要
B-1,日本の昔のレバレッジは400倍?
現在、日本ではレバレッジが25倍までと規制されています。
しかし、日本でFXが取引できるようになった当初は
レバレッジ400倍
で取引が可能でした。
レバレッジが400倍から25倍まで下げられた理由は
日本人トレーダーの多くが資金管理ができていなかった
からです。
「大金を手に入れたい!」
その強い思いから、資金管理を無視したハイリスクハイリターンで取引を繰り返し全財産を失うトレーダーも多かったようです。
この話から、FXは
資金管理
が重要ということが分かります。
B-2,許容できる損失額を決めましょう
先程の昔のレバレッジの話を聞いて
「じゃあ、資金管理って何すればいいの?」
と思った人もいるのではないでしょうか?
結論、
許容できる損失額
を決めましょう。
理由を説明する前に、実際の取引でどれくらいの利益、損失がでるのか例をみてみましょう。
例:1ドル100円 証拠金=10万円 レバレッジ25倍で取引した場合。
10万円×25倍=250万円分の取引可能で、25,000ドル買ったとします。
1ドル101円に上昇すると→【2万5千円の利益】
1ドル 99円に下落すると→【2万5千円の損失】
上の例では、証拠金に対して取引可能額上限の25,000ドルを買っていますが、もちろん10,000ドルだけ買うことも可能です。
どれだけのお金を取引するのか?
それを決める目安は、取引しようとしているトレーダーが
「どれだけの損失額を許容できるか?」
になります。
「えっ!利益がいっぱいほしいから大きなお金を取引したいのに、なんで許容できる損失額を決めるの?」
そう考えた人は、資金を溶かす可能性があるので気をつけてください。
相場の動きは誰にも分かりません。
既に大金持ちになっているプロトレーダーでさえ、このあと利益がでるのか損失がでるのか分かっていません。
利益がでやすい優位性の高いポイントは存在しますが、それも100%利益がでるわけではありません。
取引をする上で、誰もが恐れているのは損失だと思います。
せっかく稼いだお金を増やそうと投資しているのに、全額溶かすわけにはいきませんよね。
だったら
「許容できる損失額を決めておきましょう」
ということです。
FXは取引をする際に、あらかじめ
「1ドル=○○円になったら決済する」
という注文をすることができます。
例えば、
1ドル100円で買って、1ドル99円に下がった時に?1000円であれば損失を許容できる
とすると、1000ドルだけ買うことができます。
レバレッジはFXの最大の魅力ではありますが、レバレッジより
資金管理
が重要ということが分かっていただけたと思います。
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C海外FX業者はレバレッジ1000倍!?
- 「資金管理が重要なのは分かったけど、それでもハイリスクハイリターンで取引したい!」
- 「一攫千金を狙いたい!」
このように考えている人には、海外のFX業者を使って取引することをオススメします。
海外は日本のようにレバレッジ規制はありませんが、
レバレッジ制限
というものがあります。
レバレッジ制限は、最初はレバレッジ1000倍などハイレバレッジですが、口座残高や取引している数量によってレバレッジが下げられるということです。
FX業者ごとに
- 最大レバレッジ
- 制限後のレバレッジ
- 制限するタイミング
が異なります。
例えば、証拠金100万円 レバレッジ1000倍の場合、100万×1000=10億円分の取引ができます。
口座残高が大きくなり、取引する数量が大きくなればリスクもそれだけ大きくなるので、トレーダーの資金を守るために制限をかけています。
「ハイレバレッジで取引したいけど海外となると不安だな…」
という方も安心してください。
日本語で対応をしている業者がほとんどで、多くの日本人トレーダーも海外FX業者を利用しています。
なぜ多くの日本人トレーダーが海外FX業者を利用しているのか、ここでは解説しませんがメリットがたくさんあるからです。
ハイレバレッジに興味のある方は、海外FX口座を開設することをオススメします。
Dまとめ
レバレッジについて理解していただけたでしょうか?
仕組みを理解すれば、レバレッジは決して危険なものではないことが分かったと思います。
レバレッジを上手く利用して、しっかり
資金管理
をして、資金を増やしていきましょう。
ご購読ありがとうございました。
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