株式投資・投資信託を始めるにあたって大切なこととは?初心者が知っておくべき基本と心構えを解説
投資を始めてみたいけれど何から手をつければいいのかわからない。投資の基本を理解して堅実に資産を増やしたい。こんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。本記事では投資初心者の方が押さえておくべき重要ポイントをわかりやすく解説します。この記事の執筆者は銀行にて個人・法人営業の経験があり、プライベートでも株式や投資信託など5年以上の投資歴があります。また100名を超える多くのお客様の資産形成をサポートしてきた実績を持っています。
この記事の内容

投資の定義と基礎知識
投資とは
投資とは「将来の利益を期待して自分の資産(お金など)を投入する行為」のことをいいます。代表的なものとして株式や投資信託・その他にも金や不動産などが挙げられます。また投資は単に資産を預けるだけでなく経済活動を支える重要な役割を果たしています。企業が資金を調達し新しいことを開始する際には投資家からの資金が不可欠です。このようにして投資は経済の発展にも寄与しています。
投資の必要性
預貯金だけではインフレーション(普段購入するものやサービスの値段が上がること)によってお金の価値が減少するリスクがあります。特に日本のような低金利の環境では預貯金だけで十分なリターンを得ることが難しいです。仮にいま0.02%の普通預金に300万円預金があったとしても1年後に手元に入る利息は(約600円から税金を引いた額)分しかありません。しかし投資を通じてこのような低金利・インフレーションの環境下に対抗し長期的に資産を維持・増やすための対策ができます。
投資における収益の種類
投資によって得られる収益の種類
| 収益の種類 | 内容 |
|---|---|
| キャピタルゲイン | 株式や投資信託などの資産の価格が購入時よりも上昇した場合に得られる利益 |
| インカムゲイン | 株式の配当金や投資信託の分配金など資産から定期的に得られる収益 |
| 利子収入 | 預金や債券から得られる利子(預金や債券も投資に分類できる) |
投資と投機の違い
「投資」と「投機」はしばしば混同されがちですが実際には異なる概念です。投資とは長期的な視点で資産を増やすことを目的としリスクを分散させるために多様な資産に資金を配分します。安定した収益を期待して行うことが特徴です。一方投機とは短期的な視点で大きな利益を狙うことを目的とし高いリスクを伴うことが多いです。デイトレードや仮想通貨の急騰・急落を狙った取引などは投機に該当するといわれています。投資初心者の方には投機よりもリスクの低い投資を選ぶことをおすすめします。なぜなら投機は高いリターンを狙う一方で大きな損失を被る可能性も高いからです。
投資における心構え「長期・積立・分散」
投資を成功させるための基本的なスタイルは「長期・積立・分散」です。この運用スタイルを守ることでリスクを減らし安定的な運用に近づけていくことができます。
長期・積立・分散の考え方
| スタイル | 内容 |
|---|---|
| 長期 | 株式市場は短期的には常に上下していますが長期的には成長する傾向にあります。市場の短期的な変動に一喜一憂せず時間を味方にして資産を増やしていきましょう |
| 積立 | 毎回一定額を積立のように投資すると効果的です(専門用語で「ドルコスト平均法」ともいいます)。購入価格を平準化し市場の価格変動リスクを抑えることができます |
| 分散 | 「銘柄」「地域」「時間」に分散させることでリスクを分散します。特定の銘柄や地域に依存しないことで一部の資産が損失を出しても全体のリスクを抑えることができます |

長期投資をおすすめする理由
初心者の方には長期投資がおすすめです。複利効果を最大限に活用できること・市場の短期的な変動に影響されにくくリスクを分散できること・長期的にはグローバル規模で市場は成長し続けていることがその理由です。一方初心者の方であれば短期投資はあまりおすすめしません。市場の短期的な変動に大きく影響されるため損失リスクが高く頻繁な取引による手数料増加でリターンが減少し常に市場を監視するストレスも伴います。
少額から・余剰資金で始める
投資を始める際はまず余剰資金(当面使う予定のないお金)で始めることが大切です。生活に必要な資金を投資に回してしまうと万が一の損失時に生活が困難になるリスクがあります。また初心者の方には少額から始めることがおすすめです。最初は少額で経験を積み徐々に投資の仕組みや自分に合ったスタイルを見つけていくことがコツです。
分散して投資する
資産の分散は投資のリスク管理において非常に大切です。銘柄の分散では複数の株式や債券などに投資することで一つの銘柄が大きく値下がりしても他の銘柄がその損失を補ってくれる可能性があります。地域の分散では日本やアメリカなど国内外の資産に分散投資することで1つの国の経済状況や政治リスクに依存しないリスクを抑えた投資が可能になります。時間の分散では一度に大きな金額を投資するのではなく定期的に分割して投資を行うことで市場の価格変動リスクを減少させることができます。これが上述した「ドルコスト平均法」にあたります。
投資でよくある失敗と対策
初心者がやりがちな失敗と対策
| 失敗のパターン | 内容・対策 |
|---|---|
| 金融商品のリスクを理解せず選んでしまう | 株式は大きなリターンが期待できる一方価格変動が大きく短期的に大きな損失を出すことがある。まず投資する金融商品の基本的な特徴やリスクを理解することが重要 |
| 積立金額を何度も変えてしまう | 積立金額を何度も変更するとドルコスト平均法の効果が薄れてしまう。一度決めたら安易に変更せず計画通りに続けることが大切 |
| ちょっとした値動きで売却してしまう | 感情に左右されて売買を繰り返すと取引手数料もかかりリターンが減少する。投資を始める前に投資目標を明確にし長期的な戦略を立てておくことが対策になる |
まとめ
この記事では投資初心者が心に留めておくべき大切なことを解説しました。投資の基本を理解すること・長期・積立・分散を意識すること・投資目標を明確にし冷静になること、この3つのポイントを参考に投資を始める第一歩を踏み出しましょう。これらのポイントを実践し継続することでリスクを極力抑えた安定的な運用ができるようになります。
さらに詳しい情報は関連記事『これだけは知っておきたい!株式投資の仕組み』をご覧ください。
ご覧いただきありがとうございました。