S&P500入門編:投資信託でS&P500に投資する時に初心者が注意すべきポイントを徹底解説
最近SNSや雑誌で「S&P500」という単語を目にすることはありませんか?NISA制度が拡充されてから資産形成や投資に興味が湧いてきた方であれば1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。しかし「S&P500」をしっかり説明できる方は多くないと思います。この記事では「S&P500」の基本と投資初心者が注意すべきポイントについて解説します。
この記事の内容

S&P500とは?
S&P500とはアメリカの株式市場における代表的な株価指数の一つです。S&PとはStandard & Poor'sの略称でアメリカの大手金融情報サービス会社であるS&Pグローバルの子会社が算出・公表している株価指数です。S&P500はアメリカの優良大手企業約500社の株式を対象とした株価指数でアメリカの株式市場における株価指数の中でも最も広く使用されています。対象企業の中には
- アップル
- マイクロソフト
- Amazon
- Meta(Facebook)
など世界に名だたる有名な大企業が名を連ねています。S&P500はアメリカの株式市場全体を代表する株価指数として投資家にとって最も重要な株価指数となっています。
S&P500の3つの特徴
S&P500の主な特徴
| No. | 特徴 | 詳細 |
|---|---|---|
| 1 | アメリカ優良大手企業を対象とした指数 | 世界第1位の経済大国アメリカの優良企業約500社が対象。投資家がアメリカの経済情勢を把握する際に最も注目される指数 |
| 2 | 債券に比べ値動きが激しい | 株式は債券より値動きが大きくリスクが高い。ただし長期リターンは株式の方が高く長期的に見ると右肩上がりの値動きが特徴 |
| 3 | 分散投資に適した指数 | 約500社の時価総額加重平均で算出。S&P500連動の投資信託・ETFに投資するだけで500社に分散投資できる |
特徴1:アメリカの優良大手企業の株式を対象とした株価指数
S&P500の対象となっている企業は世界的にも有名な企業が多く世界第1位の経済大国であるアメリカの経済力の象徴となっている企業が多数含まれています。そのためアメリカ全体の経済情勢がS&P500の値動きに反映すると言われ投資家がアメリカの経済情勢を把握する際に最も注目される株価指数といえます。
特徴2:債券などに比べて値動きが激しい
一般的に株式の値動きは債券の値動きに比べ激しいと言われリスクが高いと言われます。しかし長い歴史を見ると株式は債券よりも長期リターンが高いことがわかっています。株式は短期的に見ると値動きが激しいものの長期的に見ると右肩上がりの値動きとなっています。
特徴3:分散投資に適している株価指数
投資する上で最も重要なことは「分散」だと言われています。仮にあなたの全資産を1つの企業の株式に全力で投資した場合その企業の株価が上がれば莫大な利益を得ることができます。しかしその企業が倒産してしまった場合あなたの資産はゼロになってしまいます。複数の企業に分散して資産を投資することで資産がゼロになることを防ぐことができます。S&P500に連動する投資信託やETFに投資することはアメリカの優良大手企業約500社に分散して投資していることと同じ効果があります。仮に500社の内の1社が倒産して株価がゼロになったとしても残り499社の株価がゼロになるわけではないのであなたの資産がゼロになる可能性は限りなく低いということがわかります。

投資初心者が注意すべき6つのポイント
S&P500投資で初心者が注意すべき6つのポイント
| No. | ポイント | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | リスクについて理解する | 自分のリスク耐性を把握し資産の全部ではなく一部だけを投資するなどの工夫が必要 |
| 2 | 投資信託やETFを利用する | 1つの投資信託やETFに投資するだけで約500社に投資できる便利な商品 |
| 3 | 長期投資を心がける | 短期的な値動きに影響されず長期的な視野で投資することで安定的なリターンが期待できる |
| 4 | ポートフォリオ全体を考える | S&P500への投資に加え債券や現金などリスクの少ない資産を組み合わせてリスクを軽減する |
| 5 | コストを抑える | 商品毎に手数料(購入時手数料・信託報酬)を比較しコストを抑えられる商品を選ぶことが重要 |
| 6 | ドルコスト平均法を活用する | 定期的に一定額を投資する方法。市場の値動きに影響されず買うタイミングを考えずに長期投資できる |
1. リスクについて理解する
S&P500はアメリカの優良大手企業約500社の株式を対象とした株価指数であるためアメリカの経済状況によっては激しい値動きが発生する場合があります。投資初心者がS&P500に投資する際には価格が変動するリスクについて理解し自分のリスク耐性(どれくらいまで値下がりしても精神的に耐えられるか)を把握したうえで資産の全部ではなく一部だけを投資するなどの工夫が必要になります。
2. 投資信託やETFを利用する
S&P500に投資する際には投資信託やETFを利用することが一般的です。これらはS&P500に連動しており1つの投資信託やETFに投資するだけでアメリカの優良大手約500社に投資することができる便利な商品です。
3. 長期投資を心がける
長期的な視野で投資することで短期的な値動きに影響されず安定的なリターンを得ることができます。S&P500に投資するということはアメリカ経済が成長すればその成長に伴いS&P500も上昇しその利益を享受することができる投資といえます。今後10年・20年とアメリカ経済は成長すると考えるのであれば短期的な値下がりがあったとしても途中で投資を辞めるべきではありません。
4. ポートフォリオ全体を考える
資産の一部をS&P500に投資し残りを債券や現金などリスクの少ない資産に投資するなどポートフォリオの一部として投資することがリスク軽減を図る上で重要です。投資初心者はポートフォリオ全体を考慮した上でS&P500に投資する割合を決めることが必要です。
5. コストを抑える
投資には運用期間中にかかる手数料や購入時にかかる手数料などのコストがかかります。投資信託やETFを利用する場合には商品ごとに手数料を比較しコストを抑えることができる商品を選ぶことが重要です。
6. ドルコスト平均法を活用する
ドルコスト平均法とは定期的(月1回など)に一定額を投資する方法でS&P500に投資する際にも活用することができます。ドルコスト平均法を活用することで市場の値動きに影響されず買うタイミングを考えることなく長期的な視野で投資することができます。
まとめ
S&P500に投資する際にはアメリカ全体の経済状況や企業業績について注視しコストを抑えドルコスト平均法を活用することが重要です。またS&P500は分散投資に適した指数でありポートフォリオの一部として投資することでリスクを抑えた投資を行うことも可能です。投資初心者がS&P500に投資する際にはリスクについて理解し長期的な視野で投資することが何より大切です。
ご覧いただきありがとうございました。