FXはじめてのオセアニア通貨トレード|豪ドル・NZドルの特徴と政策金利・資源価格の活用法を解説

 

 

 

オセアニア地域で使われている豪ドル(オーストラリアドル)・NZドル(ニュージーランドドル)等の通貨は総称してオセアニア通貨と呼ばれます。なかでも豪ドル/円(AUD/JPY)NZドル/円(NZD/JPY)といったクロス円の通貨ペアは参考材料が多く適度なボラティリティも楽しめる通貨として人気があります。

 

 

オセアニア通貨の基本特徴

 

豪ドル/円とNZドル/円の比較

通貨ペア 特徴・影響を受ける要因 スワップ(参考)
AUD/JPY(豪ドル/円) 鉱物資源・原油価格と相関性が高い。中国景気の影響を受ける 0?2円/日
NZD/JPY(NZドル/円) 乳製品をはじめとした農産物価格やオーストラリア景気の影響を受ける 3?11円/日(高水準)

 

NZドル/円のスワップポイントはFX会社によっては比較的高い水準を保っているようです。長期の上昇トレンドに乗れるとインカムゲイン(スワップポイント)・キャピタルゲイン(売買差益)の両方を得られる楽しみがあります。各FX会社でスプレッドに開きがあるため短期トレードであればスプレッド重視で業者選定をしても良いかもしれません。

 

資源価格・中国経済との相関性

 

特に豪ドルと原油価格は相関性が高いとされています。2021/10には原油高に合わせるように豪ドル/円も高値を付けており2021/11にはともに下落に入っていますので現状では正相関が成り立っていると言える状況です。NZドルの取引で重視される乳製品価格はGDT価格指数を参照すると動向がわかります。貿易収支の先行指標とも言われており中長期目線では重要な判断材料です。

 

オセアニア通貨はまた中国経済の動向からも大きな影響を受けるとされています。

 

人民元/円と豪ドル/円の比較(日足チャート CNH/JPY・AUD/JPY)

提供元:外貨ex byGMO株式会社

 

現在は豪ドル/円(右)の下落の勢いが目立っていますが中国経済も良い状況にあるとは言えず今後悪化した場合豪ドル/円にとっても悪材料となることが懸念されています。

 

注目の経済指標

 

オーストラリア・ニュージーランドの主要経済指標

指標名 内容
オーストラリア四半期GDP経済規模を表す指標
四半期消費者物価指数(CPI)物価動向から景況感を測る
小売売上高小売・サービス業の売上高から経済状況を測る
雇用統計新規雇用者数・失業率が毎翌月に発表
RBA政策金利毎月第1火曜日に政策金利・金融政策が発表
ニュージーランド四半期GDP経済規模を表す指標
貿易収支輸出と輸入のバランスを表す指標
雇用統計就業者数増減・失業率が四半期ごとに発表
RBNZ政策金利政策金利・金融政策が年7回発表

 

【DMM FX】入金

 

RCI×豪ドル/円トレード実例(15分足)

 

豪ドル/円の短期目線として急落を狙ったショートエントリーにチャンスがありそうです。戻りを待ってからの逆張りトレードに挑戦してみました。使用ツール:外貨ネクストネオ「GFX」/ 株式会社外為どっとコム RCI設定値:短期線のみ7 1回の取引数量:10ロット(10,000通貨)

 


提供元:株式会社外為どっとコム

 

2021/11/23 23:47 83.138 売

2021/11/24 00:14 83.031 買 +1,070円

 

短期トレードのためスプレッドが狭いFX会社を選定しました(0.4銭)。テクニカル指標はオシレータ系からRCIを採用・設定値を環境に合わせておいたのでRCI90からのエントリーポイントをうまく捉えることができました。

 

MACD×NZドル/円トレード実例(1時間足)

 

2021/11/02 12:30 RBA政策金利が発表された際のオセアニア通貨に与えた影響を確認してみました。

 

RBA政策金利発表からの推移(4時間足チャート AUD/USD・AUD/JPY)

提供元:外貨ex byGMO株式会社

 

結果は前回から変更なく0.1%でしたが政策への評価が分かれたこともあり豪ドル/米ドル(左)・豪ドル/円(右)はともに大きく値を下げる結果となりました。戻りを挟み下落を続けていることから影響の大きさがわかります。

 

NZドル/円が政策金利発表を控え上昇局面に入ったため発表前の短期トレードに挑戦してみました。使用ツール:Android LION FX / ヒロセ通商株式会社 MACD設定値:シグナル9 / 短期EMA12 / 長期EMA26 1回の取引数量:10ロット(10,000通貨)

 

RBNZ政策金利発表前のNZドル/円トレード(1時間足チャート NZD/JPY)

提供元:ヒロセ通商株式会社

 

2021/11/23 23:12 79.778 買

2021/11/24 04:59 79.978 売 +2,000円

 

MACDがシグナルを深く突き抜けたところでロングエントリー・時間はかかりましたが政策金利発表前に希望の利幅が取れて良かったです。こちらもNZドル/円としてはスプレッドが狭いFX会社を選定しました(0.8銭)。

 

2021/11/24 10:00 RBNZ政策金利発表がありました。事前の予想通り前回0.50%→今回0.75%と引き上げになりましたが大きく下げたあとなおも軟調。今回の取引は見送ることにしました。

 

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オセアニア通貨トレード攻略まとめ

 

オセアニア通貨のトレードで最も注目すべきポイントは政策金利と金融政策発表による影響の大きさです。一般的には金利上昇に伴い為替相場も上昇しますが想定通りとならず逆方向に大きく動く場合もあります。トレンド系の指標で方向が示されるのを待ってからエントリーすると成功率は上がります。豪ドルは原油価格・NZドルは乳製品価格が有効な判断材料となるので中長期トレードの場合は特に動向に気を配っておく必要があります。スプレッドやスワップポイントはFX会社によって開きがありますので取引通貨やトレードスタイルに合った業者を選択することも利益を上げるコツとなります。

 

今回はFXトレードの楽しみ方の一つとしてご紹介させていただきました。実際に取引される場合はご自身の責任においてお試しくださいますようお願い申し上げます。

 

ご覧いただきありがとうございました。